介護職における残業は日常茶飯事と言っても過言ではありません。その原因には、施設の慢性的な人手不足も大きく関係しています。基本的に施設では決まった時間に食事をしたりレクリエーションをしたりするので、仕事自体でやることが目まぐるしく変わることはありません。しかし、人手が足りなくなるとどうしても拘束時間が長くなったり負担が大きくなります。
負担が大きくなってしまえば、当然スタッフの身体は次第に疲弊してしまうので、仕事を続けることができなくなってしまいます。その結果、限界を迎えて辞職をするので更に人手が不足するという悪循環に陥ってしまうのです。また、人件費が大きくなってしまえば経営にも悪影響を及ぼしてしまうのという企業側の観点から、必要な人員を増やさずに人材不足が起きているケースもあります。
人が入っては辞めるという悪循環を断ち切るには、なるべく残業をしないような体制にして、一人一人が無理なく働けるようにするしかありません。もちろん、仕事の効率が悪ければスムーズに帰ることはできないので、これは事業所の問題ではなく従業員の問題になります。
何も考えずにダラダラと仕事を進めるか、目的を持ってテキパキと進めるかでは大きく違ってきます。日々の残業が多いと感じているのなら、まずは自身の業務を一度振り返ってみることが大切です。もちろん、会社の仕事分配の量がおかしいケースもあります。そうした時には、上長に仕事量について相談をするか、残業のない施設へ転職を考えるかを考慮した方が良いでしょう。
残業ばかりの日々を我慢するのは一番良くありません。我慢のしすぎで心身が蝕まれて、最後に取り返しのつかないような状態になってしまう人もいます。残業ばかりの仕事に自分の人生を壊されてしまう前に、積極的に労働改善の行動を起こすことが重要です。
残業過多な日々を送っている人に見てほしいサイト→『残業なんかに負けない!』
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